ヒトは二足歩行のために背骨はS字カーブを描いて上下の衝撃を緩和しながらバランスを保ち、そのバランスのおかげで体重の約 10%の比重を占める頭部を自在にコントロールすることができています。
日常生活の中では当たり前に思えるこの解剖学的構造は、年齢と共に歪みが生じて中高年以降には筋肉の衰えで姿勢が崩れ出し、骨量の低下で不可逆的になります。
それが中年期からの見た目の年齢を分けるのみならず肩凝り・腰痛・膝痛から疲労度・疾病率・気力や行動までにも影響してしまいます。
そのために早期対策として、運動による筋肉及び骨量の維持向上や姿勢の修正による歪みの修復は欠かせません。
このような背景や健康長寿への目標などが相まって、我国では厚生労働省により「健康日本 21」(21 世紀における国民健康づくり運動)を推進し、個人の健康は社会全体としても支援することが不可欠として、第一:趣旨、第二:基本的な方向、第三:目標等について、第四:地域等における健康づくり運動の推進について、と四項目に大別し、各々具体策として 1.栄養・食生活、2.身体活動・運動、3.休養・こころの健康づくり、4.たばこ、5.アルコール、6.歯の健康、7.糖尿病、8.循環器病、9.がん、とそれぞれ目標値を定めています。
参照:
「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」この中に於いて個人レベルで簡単に対応出来る具体的方法として、私は①姿勢、②血流、③体温の三項目をキーワードとして健康増進策を提唱しています。 特に「姿勢」の維持改善は血流の促進や適正体温の維持にも関連して大切なのにもかかわらず多くの方々では無意識的に日常生活を送っておられるのではないでしょうか? 座位、立位、歩行、走行などの基本的動作では全てバランスが保たれた上で家事(掃除・洗濯・炊事など)から運動(スポーツ)まであらゆる活動でバランスは大切な要素となっていることを認識して下さい。
この基本的動作に何らかのアンバランスが加われば全てのパフォーマンスが低下します、何気ない動作でも自ずとバランスを取っているのですが左右の偏りや猫背などが加わることですぐさま身体への支障が始まり、年月の経過と共に痛みや稼働制限を経て歩行困難にまで至ってしまうこともあります。
これを「老化」として単に受け入れることなく、事前対策として「姿勢」のケアを徹底することで QOL(Quality of life:生活の質)が大きく向上するのです。
それが分かっていてもなかなか出来ない理由として、ヒトは最も効率良く動くように脳内 にインプットされているので、目先の動作を優先することで姿勢まで絶えず意識することが出来ないからなのです。
そのために年を重ねるにつれて少しずつ歪みが広がり、気付いた時にはすでに修復不可能な状態になってしまいます。
このような老化の過程や若年期での姿勢の悪化を食い止めながら、意識を矯正してアンチエイジングや活力の向上を目指すために開発されたのが「美姿紐」なのです。
今までにも姿勢矯正を目的にしたタスキ状のベルトなどは市販されていましたが、歪みが生じた身体を矯正するために力を加えて固定する方法では、自らの意志と反した矯正法となり、血流を悪化させて身体の一部に締め跡が残ったり、長時間装着することで痛みを生じて、その痛みだけを意識してしまったりと長続きしないので効果も限定的になってしまいます。
「美姿紐」でも矯正固定は可能ですが、目的は「姿勢の意識改革を促して自ずと姿勢を改善させる」と言ったところが既存品とは違ったコンセプトによる新商品なのです。
姿勢の適正な状態を自ら記憶しているうちは今すぐにでも正せます、しかしその維持が出来るほど意識は長続きさせられないものなのです。
従って、日常的に「美姿紐」を装着して生活活動を継続することで自ずと姿勢はリセットされると共に適正な姿勢を脳内にインプットさせることが出来るので短期間の装着を繰り返すだけで基本動作及び身体のバランスは良好になります。